外国人職員インタビュー
外国人職員として神戸の介護現場で働くお二人に話を伺いました。
PROFILE
- ヴォー フォン ユンさん(右)
- ベトナム出身。母国の大学で農業経済を学び、日本語学校に通った後、2016年に来日。神戸市内の大学でマーケティングを専攻。現在は社会福祉法人 報恩会で事務職員・外国人教育担当として働く。
<資格>
日本語能力試験N1/介護特定評価試験(介護技術・介護日本語)
外国人の入国・在留手続きと申請等取次研修
- ジ ジ カイさん(左)
- ミャンマー出身。日本語を学ぶために来日。友人から誘われてアルバイトから現在の法人で働き、資格も取得。現在はラグナケア千鳥山荘で副主任として働く。
<資格>
日本語能力試験N2/喀痰吸引・経管栄養研修/介護福祉士
- 神戸の介護で働くきっかけは?
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ヴォーさん 神戸の大学に通っていて、卒業後そのまま就職を考えました。勤務している報恩会には本部研修センターという外国人が介護の資格を勉強する施設があり、資格取得のサポートを受けながら仕事ができると思ったからです。
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ジさん 神戸の日本語学校に通っている時に友人に誘われてアルバイトからはじめました。もともと興味はなかったのですが、利用者のおじいさん・おばあさんに「また来てね」と言われたのがうれしくて続け、そのまま正社員として働いています。
- いまの仕事は?
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ヴォーさん 法人が運営する介護施設で働く外国人職員の日本語教育や試験準備のサポート、来日予定の母国の人たちにリモートで日本語を教えたり、入国・在留の手続きなどの事務作業をしています。
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ジさん 特別養護老人ホームで、利用者さんの身体介護、移動のサポート、レクリエーションの計画や実施など、日本人職員といっしょにおこなっています。今は副主任という役職にもつきました。
- 働く環境としての神戸の魅力は?
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ヴォーさん 研修センターでは他の施設の外国人職員もたくさんくるので、同じベトナム人を含め、たくさんの人に会えること。
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ジさん 関西弁はきつく聞こえることもあるのですが、神戸は穏やかでやさしい人が多いと思います。勤めている法人は外国人職員が多く、ヴォーさんのようなサポート役もいるので安心して働いています。
- 神戸の暮らしの魅力は?
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ヴォーさん 住まいは神戸ではないのですが、外国人同士のコミュニティや交流会も多くて、仕事以外でも友人ができやすいですね。暮らしているベトナム人が多く、ベトナム食材を売っている店や料理店も多いところがいいと思います。
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ジさん 外国人に慣れている人が多くて優しいです。ミャンマー出身の私にとって、ちょうどいい規模感の街で、公共交通機関も充実しています。友人に東京で働かないかと誘われましたが、通勤の混雑とか人が多いのが嫌で断りました。あとはミャンマーのお店も2~3軒ありますね。
- 神戸で介護職をめざす方にメッセージ
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ヴォーさん とくにうちの報恩会でいうと30人くらい外国人がいて、国籍もいろいろです。個人的には、私と同じベトナムの人にもっと来て欲しいですが、外国人職員をサポートする立場としては、いちばん大切なのは気持ちの強さだと考えています。サポートしても動けない、がんばれない人もたくさんいました。他の仕事と同じように一生懸命頑張れば、自己実現できる仕事なので、ぜひチャレンジしてみてください。
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ジさん もともと私も興味がなく、きっかけはアルバイトですし、資格も働きながらとっていきながら、キャリアップしていけました。同じ介護で働く友人には職場に外国人が少なく環境になじめない人もいましたが、うちの施設のように外国人が多いところならきっと大丈夫だと思います。