介護ではたらくみんなを応援! コウベ de カイゴ

笑顔でつながる介護。
寄り添うことから始まる、
信頼と安心のコミュニケーション。
介護職員 川上 祐介さん(30代)

1. 祖母の闘病がきっかけで見つけた
“自分の使命”

介護の道を選んだきっかけは、祖母の闘病でした。
長い入院生活を支える家族の姿を見ながら、「自分にも何かできることがあれば」と強く感じました。
当時は営業職として働いていましたが、もっと人の人生に寄り添える仕事をしたいと思い、介護の世界へ転職しました。

最初は右も左もわからず、福祉の知識もゼロ。けれど「一歩を踏み出さなければ何も始まらない」と思い、介護職員としての新しいスタートを切りました。

2. 営業職から介護職へ。
新しい世界への挑戦

前職では営業職として、数多くの方と関わってきました。コミュニケーションには自信がありましたが、介護現場ではまったく通用しませんでした。「論理的に話しても伝わらない」「説明しても納得してもらえない」。
そうした経験を通して気づいたのは、“相手の世界観に合わせる”ことの大切さです。

一人ひとりの人生や背景を理解し、その人に合った言葉や距離感で接する。介護はマニュアルではなく、人と人との関係性の中で育まれる仕事だと感じました。

3. 「説得」ではなく
「納得」してもらう介助のあり方

介護の現場では、「こうした方がいいですよ」と伝えても、受け入れてもらえないことがあります。そんな時に大切なのは、“納得してもらう”ための対話です。
「なぜ嫌なのか」「どうしたら安心できるのか」——相手の気持ちを丁寧に聴き取ることで、自然と協力してもらえるようになります。相手に変化を求めるのではなく、自分の伝え方を変えることが、信頼関係の第一歩だと思っています。

4. ご家族との信頼関係が、
より良いケアを生む

ご入居者様の笑顔の裏には、ご家族の安心があります。だからこそ、日々の小さなことでもご家族に報告し、相談を欠かしません。
「今日はこんな話をされていました」「この歌を口ずさんでおられました」など、些細な出来事でも共有することで、ご家族が安心されるだけでなく、ご本人の性格や過去のエピソードを教えていただけることもあります。

ご家族との信頼関係を築くことが、結果的にご入居者様のケアの質を高めることにつながる。
それが、私がこの仕事を通じて学んだ一番のことです。

5. 笑顔が力になる——
毎日の出会いが私を成長させてくれる

介護の現場は、決して楽な仕事ではありません。体力的にも精神的にも大変な日もあります。
それでも続けてこられたのは、ご入居者様の笑顔に支えられてきたからです。

「笑う門には福来る」という言葉がありますが、一緒に笑い合える瞬間こそ、私にとって最高のご褒美です。
休日は妻とヴィッセル神戸の試合を観に行ったり、スタジアム観戦を兼ねて旅行を楽しんだりしています。旅行が好きな二人なので、リフレッシュにもなりますし、そうした時間があるからこそ自然と笑顔で仕事に向き合える。
また、職場の同僚とも仲が良く、休日に一緒に出かけることもあります。オンとオフを切り替えながら、互いに支え合える関係が心の支えです。
これからも一人ひとりに寄り添い、笑顔を届けられる介護職員でありたい。“心で支える介護”をさらに深めていきたいと思っています。

PROFILE

川上 祐介さん(30代)介護職員
前職は営業職。祖母の闘病をきっかけに福祉業界へ転身。現在はスミリンケアライフ株式会社の「エレガーノ摩耶」で介護職員として勤務。ご入居者やご家族との信頼関係を大切に、寄り添うコミュニケーションを実践。“笑顔の力で福を呼ぶ介護”をモットーに、日々の仕事に取り組んでいる。