介護ではたらくみんなを応援! コウベ de カイゴ

励ましの言葉が力になった。
学びを重ね、少しずつ“できる自分”に。
介護職員 セプティ・ウランダリさん(30代)

1. 日本で介護を学ぼうと思ったきっかけ
“自分の使命”

私はインドネシア出身です。
日本には、医療や介護の分野でたくさんのことを学べる環境があると聞き、ずっと憧れていました。人の役に立てる仕事をしたいという気持ちがあり、日本語を勉強して介護の世界に挑戦することを決めました。

来日してもうすぐ2年になります。初めての介護の職場が「介護老人保健施設すま松の郷」です。
最初は言葉も慣れないし、手順もわからず、間違えてしまうこともたくさんありました。
それでも、利用者様や先輩が優しく声をかけてくれたおかげで、少しずつ前に進むことができました。

2. 最初の戸惑いと
少しずつの成長

入職したばかりの頃は、介助の順番や動作を覚えるのが本当に大変でした。
日本語もまだ勉強中で、漢字を読むのに時間がかかることもありました。
でも、分からないことはそのままにせず、メモをして家で復習するようにしました。

ある日、利用者様が私の動きを見て「頑張ってるね」「ありがとう」と言ってくださいました。
その言葉がとても嬉しくて、「もっと勉強しよう」と思いました。
間違いを恐れずに一歩ずつ覚えていくうちに、だんだんと自信がついていきました。

3. 「ありがとう」に支えられたやりがい

仕事に慣れてくると、利用者様の笑顔が何よりのやりがいになりました。
「あなたが来てくれると安心する」と言われたときは、胸が熱くなりました。
夜勤のときに利用者様が「おはよう」と声をかけてくださる瞬間、信頼関係を感じます。

介護の仕事は体力も気持ちも必要だけど、人のあたたかさを一番近くで感じられる仕事です。
間違えても、励ましの言葉をくれる利用者様がいたから、今の私があります。

4. 仲間に支えられた学びと
安心の職場環境

すま松の郷は、スタッフ同士がとても仲が良く、分からないことがあってもすぐに相談できる職場です。
先輩たちはゆっくり丁寧に教えてくれて、私の日本語が少し間違っても笑顔で受け止めてくれます。
介護の手順だけでなく、「相手を思いやる気持ちが一番大切」という姿勢を日々学んでいます。

この施設で働くうちに、日本の文化にも少しずつ馴染んできました。
休日には友人と京都の清水寺へ行き、静かな空気の中で心を落ち着ける時間を過ごすのが好きです。
仕事も勉強もまだ途中ですが、ここでの生活が私の成長を支えてくれています。

5. これからの目標と
未来へのメッセージ

昨年、JLPT(日本語能力試験)N3に合格しました。
今はN2合格を目指して勉強中で、将来的には介護福祉士の資格にも挑戦したいと思っています。
日本語と専門用語をもっと理解して、より質の高いケアができるようになりたいです。

これから日本で介護を目指す人たちには、「言葉を学ぶこと」「文化を知ること」を大切にしてほしいです。
日本の職場は、努力を見てくれる人がたくさんいます。
私もその支えの中で成長してきました。
小さな一歩でも、前に進めば必ず変わる。
これからも笑顔を忘れずに、利用者様の毎日を支える力になりたいです。

PROFILE

セプティ・ウランダリさん(30代)介護職員
インドネシア出身。日本語を学び、日本で介護を学ぶ夢を叶えるため来日。「介護老人保健施設すま松の郷」に入職し、初めての介護現場で経験を積む。昨年JLPT N3に合格し、現在はN2取得を目指して勉強中。将来的には介護福祉士資格の取得を目標にしている。休日は京都・清水寺などを訪れ、日本の文化に触れる時間を楽しんでいる。