介護ではたらくみんなを応援! コウベ de カイゴ

一人ひとりが育つ介護。
学びと挑戦を
支える環境が、
やりがいを生む。

須磨区 医療法人社団 松善会 
介護老人保健施設 すま松の郷

神戸市須磨区の緑豊かな住宅地に立地し、ユニット型の個室を備えた介護老人保健施設である。
「心のケアに注目した介護」を理念に掲げ、利用者の尊厳と自立を支える介護を目指す。
教育体制やサポート環境の充実にも力を入れており、未経験から安心して成長できる職場づくりを推進している。今回は、介護職員の平山太一さんに、成長を実感するまでの歩みを伺った。

取材に伺ったゲンバ

報恩会 本部研修センター<兵庫区>
介護福祉養成研修や職員研修、また外国人介護職員への研修、学生就職相談及び東南アジア諸国の大学への介護技術講義などを行う。

法人HP

1.「誰かの役に立ちたい」が原点になった。
平山さんが福祉の道に進んだきっかけは、学生時代に遡る。

「ちょうどその頃、祖母が認知症を患って介護に関わる機会が増えました。身近で支えるうちに“誰かの役に立てる仕事がしたい”と思うようになったんです。」

福祉に関わる仕事を調べ、まず取得したのが福祉用具専門相談員の資格だった。

「ベッドや車いす、手すりなど、介護に必要な用具を選定し、利用者様に合ったものを提案する仕事です。オンラインの講座で資格を取り、サービス付き高齢者向け住宅に常駐する相談員として2年間働きました。」

利用者一人ひとりに合わせた用具を選ぶ中で、「現場にいる介護職の存在の大きさ」を実感したという。

「実際に介護の最前線で利用者様と関わる職員の姿を見て、自分もその側に立ちたいと思うようになりました。」

こうして平山さんは、より直接的に利用者と関われる介護職への転身を決意。
入職当初は不安のほうが大きかったが、先輩職員の支えによって少しずつ成長していった。

「利用者様への接し方が分からず戸惑うこともありましたが、先輩が一つひとつ丁寧に教えてくださって。不安が少しずつ減り、“できる”が増えていくことがうれしかったです。」

2.「人を育てる介護」を支える、
教育とチームの力
すま松の郷では、経験や年齢に関わらず安心して成長できるよう、OJT教育や資格取得支援など、体系的な育成環境を整えている。

「最初のうちは先輩とペアで勤務し、利用者様への声かけや介助の方法を学びました。見て覚えるだけでなく、実際にやってみて、その都度アドバイスをもらえるのがありがたかったです。」

職員同士が自然に声をかけ合い、失敗を責めるのではなく次の改善へつなげる文化が根づいている。

「困っていると、誰かが必ず助けてくれます。“一人で抱え込まない”という雰囲気があるので、安心して働けます。」

3.信頼関係の中で生まれる
“笑顔の介護”
利用者一人ひとりに向き合い、信頼を積み重ねることが、平山さんにとって何よりのやりがいだ。

「最初は名前を覚えてもらうことから始まりました。少しずつ話す機会が増えて、『ありがとう』や『今日も来てくれたんやね』と声をかけてもらえるようになると、本当にうれしいです。」

日々のケアの積み重ねの中で、利用者の表情や体調の小さな変化に気づく力も身についてきた。

「利用者様の笑顔を見たとき、この仕事をやっていて良かったと思えます。信頼関係があるからこそ、毎日のケアが楽しいです。」

4.次の目標へ。
学び続けられる環境がある
すま松の郷では、資格取得支援制度や研修機会を通じて、職員のスキルアップを積極的に後押ししている。

平山さんも今後、介護福祉士の資格取得を目指しているという。

「これからは資格に挑戦して、もっと専門的な知識を身につけたいです。利用者様に対してできることを増やしていくのが目標です。」

職員一人ひとりの成長を、法人全体で応援する文化がある。

「先輩たちも“最初はみんな同じやで”と言ってくれます。焦らず、自分のペースで成長できる職場だと思います。」