介護ではたらくみんなを応援! コウベ de カイゴ

子育てと介護、
どちらもあきらめない。
理解と支えがあるから、
笑顔で働ける場所。

兵庫区 
介護老人保健施設 ドリームヒルズ滝山

2005年の開設以来、医療法人社団大有会が運営する介護老人保健施設ドリームヒルズ滝山は、リハビリを通じた在宅復帰支援を軸に、ICT機器の導入や柔軟な勤務制度など、職員が安心して働ける環境づくりに注力している。
今回は、介護福祉士として現場で活躍する板持有紀さんに、そのリアルを伺った。

取材に伺ったゲンバ

報恩会 本部研修センター<兵庫区>
介護福祉養成研修や職員研修、また外国人介護職員への研修、学生就職相談及び東南アジア諸国の大学への介護技術講義などを行う。

法人HP

1.未経験から介護の世界へ。
人とのふれあいが原点
板持さんが介護の世界に飛び込んだのは9年前。アパレル販売やエステサロン勤務など、まったくの異業種からの転身だった。

「友人が介護の仕事をしていて、“大変だけど楽しいよ”と話してくれたんです。おじいちゃんおばあちゃんと関わることに抵抗はなく、むしろ興味がありました」と板持さんは語る。

右も左も分からない状態からのスタートだったが、利用者との会話やレクリエーションを通じて、この仕事のやりがいを実感していった。

「最初は驚くことも多かったですが、歌を口ずさむ利用者さんや、話しかけてくれる方の姿に癒されました。人とのつながりを感じられるのが、この仕事の魅力だと思います。」

2.育休・時短勤務を経て常勤へ。
家庭と両立できる環境
現在7歳と4歳の子どもを育てる板持さんは、2度の産休・育休を経て職場に復帰した。

「復帰後は国の基準よりも長く時短勤務を続けさせてもらいました。『子どもが3歳を過ぎても無理せず働いていいよ』と理解してもらえたことが本当にありがたかったです。」

子どもの体調不良による急な休みでも、同僚がフォローし合う雰囲気がある。

「『大丈夫?』と声をかけてくれる仲間ばかりで、休みを言い出しにくいと感じたことはありません。理解のある職場だからこそ、ここまで続けてこられたと思います。」

現在は常勤勤務に戻り、夜勤も担当。家庭の協力を得ながら、利用者の生活を支える日々を送っている。
3.ICT機器とチーム連携で、
より安全で効率的なケアを
ドリームヒルズ滝山では、職員の身体的負担を軽減し、利用者の安全を守るため、ICT機器の導入を積極的に進めている。

「タブレットによる見守りシステムやインカムが導入され、夜間の巡回も安心です。リフトやスライディングボードなどの介助用具も整っていて、現場の声から新しい機器を取り入れてもらえることもあります」と板持さん。

設備の充実により、現場では業務の効率化が進むと同時に、チーム内の連携も強化された。
介護・看護・リハビリ・栄養士・相談員など多職種が情報を共有し、利用者一人ひとりの変化に合わせた支援を行っている。

「24時間そばにいるのは介護士。だからこそ気づけることがあります。その気づきをチームで共有して、より良いケアにつなげています。」

4.資格取得で広がる視野。
これからも“楽しい介護”を
働きながら初任者研修、実務者研修を経て国家資格である介護福祉士を取得した板持さん。

「兵庫県の貸付金制度を利用して実務者研修を受講しました。2年間勤務すれば返済が免除される制度で、子育て中でも挑戦しやすかったです。」

資格を得たことで、業務の幅も広がり、自信を持って利用者や家族に向き合えるようになった。

「将来的にはケアマネージャーにも挑戦したいです。制度や法律の知識を学ぶことで、利用者さんをもっと幅広く支えられると思います。」

板持さんにとって“介護”とは、自分らしく働き、成長できる仕事そのものだ。

「ここまで続けてこられたのは、職場の理解と仲間の支えのおかげです。これからも“楽しい”と思える介護を続けていきたいです。」